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音であそぼう♪【DUMIを体験しよう】

2025年07月04日
入試情報

フランスにおける音楽の国家資格DUMIを、日本で唯一資格保有しておられる柳澤 藍先生をお迎えして、全学年一緒に音を感じてあそびました♪

 

柳澤先生の動きや声、バイオリニストや声楽の先生の生の音、声に合わせて音と親しみました♡全身で音を聴く、感じることができ、子どもたちも楽しみながら参加していました♧

 

以下、柳澤先生をご紹介いただいた京都女子大学 ガハプカ奈美先生より、メッセージをいただきました。

 

 

 

【同じ空間で音を感じて、音で気持ちがつながる ― 様々な音を通した豊かな感性を育む時間】

 

6月30日に京都幼稚園で「DUMISTE(ドゥミスト)」による活動を行いました。DUMIとは、フランスの教育制度の中で音楽の教育を行うために必要な国家資格です。今回の講師である柳澤藍先生はこの資格もっておられ、先生自らの経験を踏まえ、音楽が心を伝える手段であることを教えてくださいました。

この日、共通してたてたテーマは、「音を聴くこと」「音を奏でること」「音を探すこと」「ルールを守ること」そして「他の人と感じ方の違いを知ること」でした。

活動の中では、決まった“正解”はありません。まず自分がたてた音とお友達がたてた音があって、重なったり、間が出来たり…合わせたつもりが少しずれていたり…

「こうしなければならない」は一つもなく、とにかく音をしっかり聴き、味わう時間でした。「自分の出した音はどんな音だった?」「となりの子の音はどう聞こえた?」

そんなふうに、自分と他者の音に耳を澄ませて「音の世界」へ集中力が深まっていったのが印象的でした。

子どもたちは、身体を使って音を出したり、楽器を鳴らしたり、静かに聴き入ったり…。思い思いの表現を楽しみながら、それぞれの「音の世界」を感じていました。

子どもたちからは、「今、音がそろったね」「自分が動くと音がなるんだね」など、そんな素直な発見の声が聞こえてきそうな表情で生き生きとしていました。自分の感じたことを大切にしながら、お友だちの音を聴いてそれぞれの表現にもふれることで、音を通じたやさしいコミュニケーションが生まれました。

これからも、子どもたちの「感じる力」「表現する力」を育む時間を大切にしてほしいと思います。

 

京都女子大学 ガハプカ奈美

 

 

※DUMIとは「Diplôme Universitare de Musiciens Intervenant」の略で、1984 年にフランス政府の文化・通信省、国民教育省により定められた音楽家の専門資格です。DUMIは、音楽家*に専門資格を与え、小学校と幼稚園において教師と協力し、職業として活動できるようにすること、学校における音楽の学習環境向上することを目的としています。またDUMIを取得した音楽家のことをフランスでは一般的にDUMISTE(デュミスト)と呼び、これはピアニスト、ヴァイオリニストと同じように単語の語尾に「~ist(専門家)」がついたものです。この資格は、大学附設の養成センター、CFMI(Centre de Formation de Musiciens Intervenants)で2 年間、延べ1500 時間、理論と実践を学び修了試験の実地試験と論文審査に合格すると取得できます。DUMIの特徴として、DUMISTEは専攻する楽器を専門的に教えるのではなく、プロフェッショナルな音楽家として活動する傍、学校をはじめ、様々な教育文化機関と連携して、演劇・パントマイムなど関連する芸術活動の技法を用いて音楽芸術の創造的活動を教授することができます。

 

 

昨年8月に引き続き、7月1日(火)京都女子大学 発達教育学部の学生さんによる『乳幼児のための京女こどもコンサート♪』が開催されました☆

未就園児さん親子が多数参加してくださり、京都幼稚園の園児と共に、素敵な歌声や楽器演奏を聴かせていただきました♪

手拍子をしたり、一緒に歌ったり身体を揺らしたりして楽しんでいましたね♡

 

手歌指導の先生と楽しく音楽を表現したり、2メートルの巨大デジタル地球儀“ダジックアース”を用いての、七夕のお話や星を観させていただいたり、クイズがあったり・・・、盛りだくさんの内容でした!

 

親子連れにも音楽の生演奏を楽しんでもらおうと、【泣いても、笑っても、歌っても、踊っても大丈夫!】をコンセプトに昨年より開催している京女こどもコンサート♪

また来年も開催予定です!どうぞお待ちしております♧

以下ご協力いただいた、京都女子大学 荒川恵子先生よりお言葉をいただきました。

 

「第 2 回 乳幼児のための京女こどもコンサート」(主催:京都幼稚園 協力:京都女子大学発達教育学部 無料)を開催しました。児童学科音楽ゼミ 4 回生 11 名と音楽教育学専攻 3、4 回生 12 名 計 23 名が出演しました。七夕が近いので、星やいきものに関する曲を選び、こどもに人気のアニメの曲から本格的なクラシックの曲まで幅広く演奏しました。子どもへの楽しい言葉かけやクイズなどを含み、子どもと一緒に歌ったり、身体を動かしたり、鑑賞もできる楽しいコンサートでした。
舞台上に、京都大学齊藤昭則准教授ら開発のデジタル地球儀ダジックアース2Mを出しました(https://www.dagik.net/)。天の川や夏の大三角形(こと座のベガ、わし座のアルタイル、白鳥座のデネブ)や宮沢賢治作詞作曲「ほしめぐりのうた」に出てくるさそり座のアンタレス、こいぬ座のプロキオンなども投影。迫力がありました。
大学が提携しているホワイトハンドコーラスNIPPON(https://elsistemaconnect.or.jp/activity/whc-nippon/index.html)の講師 馬場昌子氏にお越し頂き、「きらきらぼし」の「手歌」を教えて頂き、会場の皆で表現して大盛り上がり。小さいお子さんが、大喜びで走り回っておられ、学生達にもとても良い学びとなりました。

 

京都女子大学 荒川 恵子

6月10日(火)、年中組が京都女子大学 大橋奈希左先生と学生さんと一緒に、“大縄跳び”“ダンス”をして遊びました!

以下、大橋先生よりメッセージをいただきました。

 

本日実践した遊びについて
①大縄
年中さんであったこともあり、「縄に慣れる」をテーマにしました。
余裕をもってまたいだり、跳んだりできる置いてある縄から、「蛇」になったり、「波」になったり、試してみました。波をお友達と一緒に繰り返し跳ぶことができていて、素敵でした。蛇や波を両方向から行き来する課題にしたことには、縄が回ったとき、方向性を見ることができるようになる小学生までに、いろいろな体験をしておいてほしいという願いがありました。お友達とぶつかってしまった経験も両方向から入る体験でなければ、起こらないことでした・・・。最後に通り抜けをしました。子ども達が一生懸命タイミングをはかっている姿が印象的でした。今日、なかなかうまく通り抜けられなかった子どもにこそ、また何回も機会をプレゼントしたいと考えます。うまくいかない体験の積み重ねが「できた!」につながり、「いつでもできる」になっていきます。すぐにできる子どもも、ゆっくり時間をかけて「できた!」を味わう子どもも、みんな豊かな運動体験を積み重ねていってほしいと思っています。
②Bring  Bang Bang Bornサビの前後のダンス
今年度、附属小学校の運動会支援で曲を提案するときにも、候補に入れていたのですが、子ども達に提案するのにあまり好ましくない歌詞かな?と感じる部分があり、他の曲を提案しました。今回は、幼稚園ということで、サビと前後の楽しいところだけ、使用して、学生達が考えてくれました。どのくらいの難しさと変化なら覚えられるかな?と何度もやってみていた学生の姿も印象に残っています。わかりやすく、飽きない程度に繰り返しも入れて構成できていたので、すぐに覚えて動くことができていてよかったです。子ども達ノリノリで踊っていて、最後のポーズもかわいくて個性が輝いていて、見ている方が癒されて帰って参りました。
今回は、どのくらい子ども達動けるかな?と学生達はいろいろな可能性を吟味してくれていましたが、次回はきっと、今日の子ども達の姿を思い出しながら、計画してくれると思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
京都女子大学 大橋奈希左

 

 

1月から2月にかけて、京都女子中学校のお姉さんたちが幼稚園に来てくださり、各クラスと順番に交流会を行いました☆

お姉さんたちが優しく声を掛けてくれたり、一緒に遊んでくれて、子どもたちもとても楽しそうでしたよ!一緒に砂場遊びや鬼ごっこ、紙風船や折り紙、縄跳びなどをして遊びました♪

お姉さんたちが中学校に帰る時には、「寂しい、帰らないで・・・」「また遊ぼうね♡」で、ぎゅっとハグをする姿も見られました♧

1月14日、年中組・年長組が京都女子大学 坂井武司先生と一緒に、観察と想像から、パターンを使って今年の干支『ヘビ』を制作しました。

十二支の絵本を見た後、様々な色や模様の紙を用い、二人一組で相談しながら、パターンになるように輪つなぎでヘビの体を作っていきました。パターンを作るのが難しいチームには保育者の援助も入り、みんな楽しんでパターンを探していました!

ABAB・・・、ABCDDCBA・・、AABBCCDD・・、と様々なパターンを見つけることができ、出来上がった後には、他のチームのものを見て、そのパターンを口に出して楽しむ様子も見ることが出来ました☆最後には、ヘビの頭としっぽを画用紙で切り貼りしました。

 

 

1月23日には、シンガポールのテマセク幼稚園とのオンライン交流会がありました。大学の教室を使わせていただき、画面を通してテマセク幼稚園の園児さんや先生と触れ合いました。

お互いの園紹介、お正月旧正月の紹介を動画やスライドで見合ったり、お互いの国の干支をゲーム形式で確認し合うなどをして、干支が日本と少し違うことに驚いたり面白く感じたりしたようです♪

その後シンガポールのダンスを披露してもらった後、日本からはお正月の歌やお正月遊びの紹介をしました。日本の福笑いやコマまわしを喜んでくださったようです♡

最後には、きらきら星の英語バージョン、日本語バージョンをお互い振り付きで発表しました♪

お互いの国のことを知り、同じところ違うところに気付き、他の国、地域、文化への興味を深めるきっかけとなる素敵な交流会となりました☆

 

保育後には、職員同士で活動の振り返りやお互いの園、保育への質問などをしながら保育研究を行いました。

日本で先に行ったヘビの制作は、旧正月を迎えるシンガポールの園でも今後、取り組まれる予定です。その取り組みがどのようなものになったのか、また意見交換をする場を設ける予定です。職員にとっても学びを深める良い機会となりました。

 

 

 

テマセク幼稚園のドリス先生より、今回の保育交流を受けてメッセージをいただきました。

 

『子どもたちが交流会を大いに楽しんだことをお伝え出来ることを嬉しく思います。特にゲームと美味しそうな日本食に魅了されたようです。日本の歌は嬉しいサプライズでしたし、目隠しをして絵を描くゲーム(福笑い)は、子どもたちの笑いを誘いました。今、子どもたちはラーニングセンターに福笑いを設置するよう担任の先生にリクエストしています。

十二支による文化の違いの探求は、子どもたちの好奇心と興味をかきたてました。このような素晴らしいアイディアのおかげで、このようなことが可能になりました。今後の交流も楽しみにしています。』

今後もお互いの文化交流、意見交換、保育研究を進めていきたいと思います。

テマセク幼稚園の先生方、園児の皆さん、間に入っていただき通訳などもしてくださった京都女子大学坂井先生、ありがとうございました。

 

※1月28日の京都新聞 市民版に交流会の様子が掲載されています!!

12月10日(火)、年中組が京都女子大学 辻誠先生と学生さんと一緒に“猛獣狩りにいこう”をアレンジしたゲームで遊びました♪

猛獣キャッチャーをつくり、土管めがけて投げたり、グループを作ったり、ガチャガチャを引いたりと、楽しい要素が盛りだくさんでした!

後期のワクワク工作キャラバンが9月から12月にかけ、3回行われました。

京都女子大学発達教育学部児童学科の矢野真先生と、矢野ゼミの学生さんたちに、子どもたちのために計画、ご準備いただき、自然素材や身近な素材について五感を使って学ぶことを目的として、各回様々な作品づくりを楽しみました♪

 

 

第1回(R6.9.26)《木のウクレレづくり》

持ち手をヤスリがけしたり、木の箱に持ち手とベニヤ板を貼り付けて、ペンで絵や模様を描きました☆ヒートンで弦を張り、指で弾くと「ポロンポロン」「ベンベン」と音がなり、みんな嬉しそうにウクレレ演奏をしていました♪

 

第2回(R6.11.21)《木の福笑いづくり》

目や口などのパーツをヤスリがけして、各パーツの後ろに木の棒をつけました☆土台の穴にパーツをくっつけて、色んな顔をつくって福笑いを楽しみました♪怒った顔、笑った顔、変な顔・・・様々な表情に変化してとっても面白かったですね♡

 

第3回(R6.12.12)《木のフライパンけん玉づくり》

各パーツをヤスリがけしたり、持ち手を木槌ではめ込んだりしてフライパンの完成!丸や三角、四角など5種類の形の木から好きなものをひとつ選んで、食べ物に見えるように絵を描きました♪卵焼きやドーナツなど美味しそうな食べ物が出来ました☆

はじめは難しかったお友だちも、どんどんけん玉のコツをつかんでフライパンの中へ入れることが出来るようになりましたよ♡

 

 

どの回も、子どもたちが楽しみながら取り組めるようにお姉さんたちが優しく丁寧に教えてくださいました。前期同様自分がこだわったところや面白かったところを発表する機会をつくっていただき、子どもたちも積極的に発言する姿が見られました。

後期も充実した時間を過ごすことが出来ました。

矢野先生、矢野ゼミの学生さん、子どもたちのために企画、ご準備いただきありがとうございました。参加した子どもたちみんな、ワクワク工作キャラバンが大好きでした♡

11月27日(水)、年中組が京都女子大学 大橋奈希左先生と学生さんと一緒に、“花いちもんめ”“コンセント鬼”をして遊びました!

以下、大橋先生よりメッセージをいただきました。

 

今日も3回ゼミ生6名とお伺しました。
ゼミ生達が考えてくれたのは「はないちもんめ」と「コンセント鬼」でした。年中さんと一緒に遊びました。
昔の遊び「はないちもんめ」は「かごめかごめ」と同様、少しこわい歴史がある印象をもっていたゼミ生もいたのかもしれません。
でもほとんどの子ども達がはじめてだった中、説明しながらやっていくと令和の子どもの「今、ここ」での意味や価値が生まれてきたように感じました。お友達と一列になって、手をつないで、進んだり、戻ったり。
相談して、意見を譲り合って1人を選ぶのも、幼稚園の先生や学生から「誰にする?」「どうする?」と聞いてもらいながら進めました。
笑顔いっぱい、自分のお名前をよばれるドキドキ感もあったようです。お名前をよばれるということは、違うチームにいくはじまりでもあり、じゃんけんして、違うチームに入ったり、自分のチームにお友達を連れてきたり・・・。いろいろな体験になりました。
「コンセント鬼」は助け鬼の一種。鬼にタッチされたら、腰に手をあてて三角形を作って待ちます。まだ捕まっていないお友達が、左右の三角形にシュッと手を差し込んでくれたら、また逃げられます。最初の鬼は、学生が担当。鬼をやりたい子どもがたくさんいたので、2回目は、鬼だった学生とじゃんけんして勝った子どもが鬼になりました。
最初、私は参加していないつもりだったのですが、いつの間にか、子どもの鬼にタッチされていて、固まっていたら、助けに来てくれて、ずっと一緒に参加することになって嬉しかったです。何度捕まってもすぐ助けにきてくれた子ども達に感謝です!ありがとう(^_^)
子ども達はひとつひとつ体験を積み重ねながら育ってゆきます。
今日の体験もまた、次につながっていきますように。
またの機会を学生と共に楽しみにしています。
京都女子大学 大橋奈希左

 

11月28日(木)京都女子大学附属小学校3年生と、年中組年長組との交流会が行われました!

小学生のお兄さんお姉さんが幼稚園に来てくださり、一緒にゲームや手遊びをしたり、折り紙を教えてもらったり絵本を読んでもらったりもしました♪

戸外では、三輪車や砂場遊び、ボール遊びなどをして楽しく遊びました☆

優しくて、元気いっぱいの小学生のお兄さんお姉さんと触れ合うことが出来て、子どもたちもとても喜んでいましたよ♡

卒園生のお友だちにも久しぶりに会えて、嬉しかったです(^▽^)/

 

11月12日(火)年中組が、京都女子大学 矢野真先生とゼミの学生さんと一緒に粘土で遊びました。
普段使っている粘土を、“手のひらで丸める”
“強くぎゅっと握る”
“握りながら上に伸ばしていく”
“転がしながら細長く伸ばしていく”
“ちぎって丸めて丸をたくさんつくる”
“指でつまんでトゲトゲをつくる”
など、様々な遊び方を教えていただきました。子どもたちは、写真のように集中して真剣に、また楽しそうに伸び伸びと楽しんでいる姿が見られました☆
以下、矢野真先生よりメッセージをいただきました。
今回は粘土あそびを通して “粘土体操”を取り入れた活動を行いました。
粘土を柔らかくするだけではなく、握る・丸める・転がす・つまむなど、子どもの手の巧緻性を高めるための工夫について、楽しみながら身につける活動として展開していきました。
京都女子大学  矢野 真